安全運航徹底に関するお知らせ

4月23日に発生したウトロ側での海難事故を受け、25日知床羅臼観光船協議会の緊急指導会議が行なわれ、弊社も参加して参りました。
今後このような事故を起こさないよう、船の設備を改めて点検、船の衛星電話を各社で共有、悪天候時は一斉に運航を中止する、出航後に急な高波や天候が悪化した場合は予定よりも早めに帰港するといった安全対策に取り組み、当初の予定通り4月29日より春夏の運航を行うことを申し合わせました。

弊社は、ホエールウォッチング船として今年で26年を迎え(羅臼では初の運輸省認可の観光船として就航)、地元に精通する、漁師出身のベテラン船長も変わらず操舵を担当し、出航前に天気の確認、さらには漁師仲間からの情報を収集し、安全運航を行なってきました。
日本旅客船協会にも就航時から加盟し、無事故で運航しています。

就航するアルラン3世は、スクリューが2つの観光船で、安心安全の運航を心がけています。
「アルラン3世を選んでいただいた、お客様に安心して根室海峡のクルーズにご参加いただき、世界自然遺産に登録される知床の海域をクルーズし、シャチ、マッコウクジラなどの海洋生物に出逢ってもらいたい」という気持ちで、今後も一生懸命、安全運航に取り組んで参ります。

これまで以上に漁船及び各観光船同士の協力体制を取り、安全意識を持って運航して参りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

4月中旬には尾岱沼に陸揚げし、エンジン、スクリューなどのメンテナンスを実施