FAQ

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船酔いしやすいんですが、船は揺れますか?

大型観光船ではないため、ホエールウォッチングの季節は、凪(なぎ)の日以外は、揺れは感じると思います。船酔いが心配な方は、乗船前に酔い止めの服用をおすすめします。比較的キャビンにいるよりもデッキにで、風に当たるほうが酔は少ないと思いますが、クジラの出没ポイントまで、羅臼で最速の「アルランⅢ世」でも30分ほどかかるのが通常ですから、それまで「キャビンで寝て待つ」のも手。

デッキで、知床半島の山並みを眺めたりする場合でも、(波をかぶるなどの海上状況で)乗務員からキャビンに入るように指示がありましたら従ってください。

ちなみに、ツルハドラッグ羅臼店は朝9:00〜営業ですので、酔い止めは前日にお買い求めを。

夏でも海上は寒いでしょうか?  服装はどうすれば良いでしょう?

羅臼は夏でも気温が低く(日本一涼しい夏が体感できます!)、暑い日でも最高気温20度前後がほとんどです。

それに加えて海上は風もあり、体感温度が陸上より5℃から10℃は低く感じるため、真夏でも長袖、上着は必須です。
防寒肌着などもおすすめです。

大人用の風除けのロングジャンパーは待合室に準備してあります。無料で貸し出しがありますので、ご利用ください。

お子様用も若干のご用意はありますが、サイズなどの問題もあるので、各自で防寒に留意頂ますよう、お願い致します。

 

ライフジャケットは着用しなければいけませんか?

アルランⅢ世は観光船(旧運輸省認可の旅客船)として認可を受けているため、救命胴衣(ライフジャケット)着用の義務はありません。

設計上も旧運輸省認可の厳しい規準で造られており、乗務員や船長の目が届きやすい船舶になっています。

安全対策に万全を期すため、救命胴衣の着用をお願いしておりますので、ご協力をお願い致します(子供用の用意もあります)。

救命胴衣は乗船時にスタッフがお渡しします。

マッコウクジラを確実に見る方法は?

季節的には夏休みから9月上旬頃が、波も穏やかで遭遇率がUPしています(盛夏なら8〜9割ほど)。

水中マイクの使用や、漁船仲間からの報告、陸上からの視認などの情報を集約して、遭遇率を高めています。

それでもマッコウクジラがロシアの主張する国後島側の海域(根室海峡は中間ライン手前までしか観光船は走行ができません)に出没する際には、はるか彼方にクジラのブロウ(潮吹き)というケースも稀にはあります。

夏場でも波の高い日、霧の濃い日、風が強い日など悪条件の場合もあるので、確実にマッコウクジラを見たい場合には、最低でも羅臼で2泊、できれば3泊することをおすすめします。船が出ない日には、羅臼湖トレッキングや、熊の湯、相泊温泉、セセキ温泉など秘湯巡りを楽しみましょう。

 

アルランⅢ世がおすすめのワケは?

ホエールウォッチングにとってもっとも大切なことは、「探す時間の確保」です。

マッコウクジラはいったん深い海に潜ると30分〜40分は浮かんできません。逆に、浮上している時間は案外短いので(稀にプカプカ浮かんで寝ているケースもありますが)、いかに早く見つけるかが重要な鍵になるのです。

そのためにも、マッコウクジラが出没する海域(世界遺産に登録の相泊沖など)にスピーディーに到達し、帰路も最速で羅臼港に戻れば、それだけ「長い時間探し、観察できる」ことになります。

「アルランⅢ世」は2軸(スクリューが2つ)で、羅臼最速の観光船、少し自慢の優位性があるのです。

加えていえば、高橋幸雄船長は、もともと羅臼の漁船の船長。この海域のことは知り尽くしていますし、「羅臼で最初に始めたホエールウォッチング船」としての経験がモノをいうのです!

あまり自慢すると船長に叱られるので、このへんでおしまいに。

船にトイレやキャビンはありますか?

椅子席、ジュータン敷のキャビン(船室)と、トイレが付いています

トイレは船舶用のトイレですので、乗船前に済ませておくことをおすすめします(待合室横に公共トイレがあります)。

気分が悪い場合には、エチケット袋を用意しておりますので、係員にお申し付けください。

クジラにどのくらい接近しますか?

「アルランⅢ世」は、羅臼では最初に観光船(運輸省認可、日本旅客船協会加盟)を運航し、ホエールウォッチングを始めた船です。長年の経験や、有識者などの意見を取り入れ、地元のNPO法人しれとこラ・ウシとともに「知床・羅臼ホエールウォッチング自主ルール」を定めています。

マッコウクジラの進路を妨害しない、ストレスを与えないなどを条件に状況が良ければ数十メートル程度まで接近するので、「望遠レンズはいらない」、「スマホで十分」という声をよくお聞きします。

ただし、これも相手(マッコウクジラ)しだいなので、遭遇できたとしても肉眼でやっとというケースも残念ながらあることにご留意ください。

シャチの場合は、船の下を潜ることもあり、ドキドキ・ワクワクの経験も可能です(こちらも天候とシャチのご機嫌次第ですが)。

 

 

欠航はいつわかりますか?

夏のホエールウォッチングは、晴れていても波が高い場合、海霧が濃く、クジラを探せない場合などには欠航となります。

逆に、小雨程度でも波がなく、遠くを望見できる場合には、出航することもあり、陸上からだとなかなか判断がつきません(出航の可否は当日の朝に、羅臼の海、風、潮に精通する船長が判断します)。

念のため、当日朝、7:30頃(乗船の1時間前)に電話での確認をおすすめします。

TEL0153-87-4477(知床アルラン)

万一、クジラを見ることができなかったら、何かサービスは?

万一、イルカ(イルカも鯨類です)も含めて何にも見れなかったら、羅臼昆布などのお土産、及び次回乗船無料の証明となるポストカードを船長よりお渡ししています
(ただし高橋船長在任中)

予約は必要ですか?

原則、予約が必要です。
乗船定員は47名ですが、ゆったりとご乗船いただき、船内での移動がスムーズなように、「アルランⅢ世」では、乗船人数の制限をしています。

当日、直前の予約でも空きがあれば乗船できますので、まずはご予約ください。

ネット予約も可能ですので、早めの予約をおすすめします。

クルーズ後に、食事する場所は近くにありますか?

アルランⅢ世は羅臼港から出港、帰港します。

軽食でしたら、羅臼港背後、ホテル栄屋(『知床旅情』誕生の宿です)前のコンビニ「セイコーマート」にイートインコーナーがあるので、セイコマ限定のお弁当やおにぎり、ちくわパンなどで軽く済ますというのも手です。

地元の魚介をという場合は、標津方面に数キロ走ったところにある「まるみ食堂」(羅臼の宿まるみとは異なります)も人気です。

道の駅「知床・らうす」内にも食事処があるほか、知床アルラン直営の民宿「まるみ食堂」の利用もおすすめです。
港から少し標津側に走った場所にあり、羅臼産の魚介を味わうことができます。

 

クルーズ後に身体を温める温泉はありますか?

温泉ツウにも人気の公衆浴場が、熊の湯露天風呂です。羅臼港から知床峠方面に車で数分の場所にある露天風呂と脱衣所だけという素朴な共同湯です。

羅臼の海は寒流が流れているため、夏場も冷たい水です(オホーツク海側には海水浴場はありません)。そのため漁の帰りに立ち寄る漁師が入浴するため、湯温はかなり熱め。最近ではかなり温くなってはきましたが、それでも初めての人は確実に「アチチ」となるでしょう。

それが、観光地・ウトロとは違う、漁師町・羅臼の流儀。体格良い、漁師に混じって、ぜひクルーズで冷えた身体をアチチの硫黄泉で温めてください。

入浴時にはマナーを守り、募金箱に志を入れて、入浴を(熊の湯露天風呂は有志による自主管理で、毎日換水清掃して清潔さを保っています)。

その他、昆布漁のシーズンであれば、相泊温泉に露天風呂が設けられますし、干満の時間がうまく合えばセセキ温泉の露天風呂にも入浴可能です。

羅臼らしいワイルドな風呂ですが、セセキ温泉には脱衣所もないので、入浴にはかなりの勇気が必要です。