夏の運航案内〈ホエールウォッチング〉
「流氷を起点とした世界唯一の海洋生態系」を海上から手軽に観察できる、知床・羅臼。
世界遺産に登録された知床の魅力は、実は、根室海峡(知床・羅臼)に凝縮されています。
知床の初夏、流氷が溶けるとともに、根室海峡にやってくるのが、マッコウクジラ、ミンククジラ、シャチなどの鯨類。
2000mも潜ることができるマッコウクジラを間近で観察できるのは、深海域が沿岸すぐに迫る根室海峡ならではのことで、世界的にも希少。
「陸からマッコウクジラのブロウを観察できる世界的にも稀な場所」
「シャチの密集率は世界一」
と研究者たちも注目の場所で、今や世界中から、シャチやマッコウクジラを目的に旅人が集まってきています。
4月下旬にはハシボソミズナギドリが遠く南半球、豪州東南部のビクトリア州とタスマニア州から飛来し、クジラやイルカの群と活発に採食潜水する光景が出現。
これは世界中から根室海峡で爆発的に増殖するプランクトンや小魚を目がけてやってくるもの。
渡り終えたハシボソミズナギドリの体力の回復に、根室海峡は最適な海洋環境を用意しているのです。
アルランⅢ世の夏の運航は、4月下旬〜10月中旬。
シャチに遭遇できるのは例年だと、4月下旬〜7月初旬頃。
ミンククジラ、ツチイルカは、運行期間中の常時。
マッコウクジラに出会うことができるのは例年、6月中旬〜10月中旬頃。
とくに7月中旬〜9月上旬の、凪(なぎ)の日なら、9割程度の確率でマッコウクジラに遭遇できます。